Advanced Intelligent Systems Robotics and AI Lab

FAQ

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Q.この研究室にはどんな学生が一番望ましいですか?

A. 早く研究のコツをつかみ言われなくても自ら行動が取れる人がこの研究室が望んでいる学生ではないかと思います。これはこれまでの勉強とはまた異なるもので勉強ができたから研究が必ずうまくできるとは限りません。他にも、いろんなものに関心や興 味を持っている人が良いと思っています。というのは、研究は勉強と違って様々な知識が必要であり、モチベーションが必要です。普段からいろんなものに興味を持っている人ならこの研究室でいい研究ができるに違いないでしょう。さらに、好きなものにはまってしまいやすいタイプはなおさらこの研究室が適しているといえるでしょう。

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Q.AIS Lab.の出身者はどんな企業に就職できるんですか?

A. 家電メーカ系の企業やソフトウェア開発関連企業(アプリケーション開発、ゲームソフトウェア開発、インターネットサービス開発)などが一番先に挙げられますが、実際はこの研究をやったからといって、それと関係性が高い企業に就職しなければいけないということはありません。研究は、研究内容よりも研究のプロセスを身につけることが大事です。企業もその点を買って、研究の内容よりは自分の研究が説明できるか、研究できる能力をもっているかを見るのが普通です。もちろん博士となると話が変わりますが、修士までなら研究の内容よりは研究力の方が見られます。

以下がAIS Lab.の最近の数年間で卒業生が入社した会社名です。

  • 大日本印刷(院卒)
  • JR東海(院卒)
  • 日本IBM(院卒)
  • 富士ゼロックス(院卒)
  • NTT研究所(院卒)
  • 三菱自動車(院卒)
  • NTTデータ(院卒、学卒)
  • トヨタ自動車(院卒)
  • ソニーインタラクティブエンターテインメント(院卒)
  • リクルート(院卒)
  • 内田洋行(学卒)
  • Yahoo!(院卒)
  • 日立システムズ(学卒)
  • 任天堂(院卒)
  • ニッセイ情報テクノロジー(院卒)
  • 日本IBM(院卒)
  • セイコエプソン(院卒)
  • キヤノン(院卒)
  • NTT西日本(院卒)
  • 東芝ソリューション(院卒)
  • ソニー(院卒)
  • 楽天(院卒)
  • 村田製作所(院卒)
  • NTT東日本(院卒)
  • ダイキン工業(院卒、学卒)
  • SKY(学卒) etc..

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Q.希望する研究室の先生とは直接会って話してみるのが良いですか?

A. 普段からよく知っていてたくさん話したことのある先生なら良いけど、そうではない場合は、興味がある研究室の先生なら実際あってみて知りたいことを十分に聞いてみることをお勧めします。研究内容だけじゃなく先生との相性も大事なのでぜひ会っていろいろと話してみてください。

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Q.李先生と直接会って話してみたいんですが、どうすれば良いんですか?

A. 希望する人はまず、メールで可能な時間リストを書いて送ってください。私が時間を調整して返事しますので、 leejooho@is.ritsumei.ac.jp までお願いします。24時間以内に返事がなかった場合は何だかの原因でメールが届いていない可能性が高いのでもう一度メールを送ってみてください。

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Q.大学院に進学したほうがいいですか?

本研究室では学部を卒業して就職することより大学院に進学することを強く勧めております。その理由はいろいろありますが、一言で言えば学生のためです。よく進学しない理由として金銭的な理由を挙げる人がいます。進学するより就職したほうが得だという理由です。

これは本当でしょうか。確かに、単純に数字の足し引き算で計算すれば就職したほうが得だとすぐわかりますが、実際はそれは得ではなく毒です。そのような計算なら高校を出てすぐ就職するのがもっともっと得でしょう。ここでは学生に進学を勧める、一番大きな理由二つをあげて簡単に説明します。

まずは、研究です。大学で学生が研究できるポジションというのは3種類あります。学部4年生でやる卒業研究、博士前期過程でやる修士研究、博士後期過程でやる博士研究です。これらについて例えると、卒業研究は研究の体験コース、修士研究は研究学校、博士研究は研究のプロライセンススクールです。卒業研究は企業から見ると研究の味見をしただけにしか見えません。専門研究機関で働いたり、大学の先生になれるのは研究のプロじゃないといけないので博士号が必要です。これはまた適性の問題があったり、できる仕事の幅が狭くなったりするので本当に興味がある人にしか勧めません。しかし、私は修士というのはバランスの取れた、ちょうどいい存在だと思っています。研究も3年間(学部1年+修士2年)行い、それなりの能力が身についたし、また本格的な研究をやってみて自分の本当の適性が何であるのか十分熟考したので、どの会社に就職するか、または博士に進学するかの判断ができるようになったし、最高いや最強の存在といえるでしょう。

次の理由は、生き残るための差別化です。社会に出ると競争の連続です。この中で長く生き延びて勝ち組になるためには自分の価値を上げる必要があります。となると同じ専門をもっても学部卒と院卒は全く異なります。この違いは入社してすぐの人には感じられませんが、ある時期になるとその差の大きさが感じられるようになります。しかし、もう過去には戻れません。後悔しても後の祭りです。少なくとも進学して修士号を持っていれば一生後悔することはまずないはずです。

かなり、強気の発言を連発していますが、もう一つ勘違いしないでほしいことがあります。それは、院進は薦めるけど強制ではないことです。当たり前のことです。実際も本研究室の院への平均進学率は5割程度です。

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Q.海外留学をしてもいいですか?

A. AIS Lab.では所属学生が海外留学を希望するなら積極的に応援します。海外に行けばとにかく良いとか,役に立つわけではないが,これからのグローバル社会に活躍するグローバルな人材を目指すのであれば海外での経験はとても大事です。 海外で語学を学ぶだけではな,く文化を学んだり,海外の人と交流したりするのはもちろん海外 に出て研究をすることも可能です。

これまでAIS Lab.では学生に,海外に出ることを積極的に進めて来ました。学会参加はもちろんのこと,語学研修,企業研修,共同研究など様々な形で短くは7週間,長くは1年間,所属学生が海外で暮らしました。国も様々で, これまでの留学実績として韓国,オーストラリア,チェコ,インド,中国,カナダ,ニュージーランド,ドイツ,イギリス,ハンガリー,アメリカなどがありました。

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Q.先生が外国人なので、ちゃんとコミュニケーションができるか心配ですが、日本語による研究指導には問題ないですか?

A. 確かにそういう疑問・心配をもつのは当たり前かも知れませんが、心配無用です。来日して20年くらい経っていますが、日本文化に関しては皆さんの平均レベルより知っていると思うし、特に大衆文化に関しては結構詳しいほうです。もちろん日本語による研究指導や論文指導・修正など問題ありません。

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Q. 私はアニメが好きですが、アニメの研究をやってもいいんですか?

A. もちろんOKです。ただし、アニメそのものの研究はちょっと困難です。アニメとインタラクションというキーワードをもつ研究ならまったく問題ないです。たとえばアニメの自動シーン分類システムの研究、アニメ作成ツールの研究、ユーザの抽象的な描写に基づいてアニメのシーンを検索する研究など数え切れないほどあるでしょう。アニメに限らずどんな趣味や関心事でも研究の素材として扱え るというのがこの研究室の最大の特徴です。

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Q.卒研配属を控えている学生に言いたいことはありますか?

A. 自分が何がやりたいかは単純に資料を見るだけでは分かりかねます。できるだけ範囲を広げて、たくさんの先生と会ってみて、研究室見学に参加してください。最後に私の好きな詩を皆さんに捧げたいと思います。



この道を行けばどうなるものか。
危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし。
踏み出せばその一足が道となり、
その一足が道となる。
迷わず行けよ、行けばわかるさ。

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